負ければ終わりの一発勝負。

午前2時のキックオフに道民も寝不足な朝を迎えました。

通勤途中の人
「夜12時に起きた、2時に向けて」

通勤途中の人
「もう眠くて。仕事なので、きょう1日頑張ります」

サッカー・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦。
相手は、史上最多5度の優勝を誇るサッカー王国。
満員のスタジアムをブラジルサポーターが埋め尽くします。

この11時間前…。
あの”黄色と緑”のユニフォームに身を包んだ女性が札幌・清田区にいました。

メアリー・ヒロさん
「こういう感じです!星が五つあります。後ろが自分の番号で011。市外局番がサンパウロ(と札幌)が011で、それで011に決めた」

英会話教室を営む日系ブラジル人のメアリー・ヒロさん。

日本との対戦に向けて仕込んでいるのは、ブラジルの定番料理です。

メアリー・ヒロさん
「まさかブラジルと日本の対決になると思わなかったから夢のような話で、絶対見る!絶対応援する!」

試合開始まで30分を切り、札幌のスポーツバーでは…。

糸賀舜アナウンサー
「午前1時40分。サポーターの皆さん、準備万端です!」

平日の未明にもかかわらず、大勢のサポーターが選手を後押しします。

メアリーさんのところにも、日本、そしてブラジル、それぞれのサポーターが集まってきました!

メアリー・ヒロさん
「キックオフまで30分切りましたがいまの気持ちは?おお!ドキドキドキ」

黄色いユニフォームを着たとなりの男性もブラジル人だそうですが。

チアゴ・シルバさん「ブラジルは5回優勝したし、きょうは日本を応援します。」「(Q日本応援するのにユニフォームブラジル?)そうそうそう、心の中に日本が」

試合は立ち上がりからブラジルにボールを支配されますが、前半29分。中盤でボールを奪った佐野海舟がそのままドリブルで持ち込み、ゴール左隅へ!日本が先制します。

前半を1対0でリードした日本。

胃袋をブラジル料理で満たすべく、ハーフタイムには、メアリーさん特製の料理が振舞われます。

ブラジルファン
「めちゃくちゃおいしいです」

一方、試合もハーフタイムを挟んでブラジルが戦術を変更。
サイドを起点に波状攻撃を仕掛けます。
その後も押し込まれる時間が続きますが、ディフェンス陣が懸命のプレーでゴールを死守。

猛攻に耐える日本でしたが、後半11分。

このまま延長戦にもつれ込むかと思われた後半・アディショナルタイムでした。

糸賀舜アナウンサー
「アディショナルタイムに、サポーター頭を抱えます」

「最高の景色」をめざして歩んできた4年間。
選手たちは、本気のブラジルを相手に、最後まで代表の誇りを見せてくれました。

スポーツバーのサポーター
「ブラジル強かったけど、日本もめっちゃ頑張ってくれて、夢見させてくれた。ありがたい。本当に感謝している」

「悔しいけど、また次です」

メアリー・ヒロさん
「ギリギリね。それくらい日本のチームが強かったっていうことだね」

悔し涙は、4年後の歓喜へ。

日本の挑戦は続きます。