増えるサイバー犯罪に対応しようと、捜査の知識や技能を競う競技会が山口県警でありました。

山口県警本部の刑事や交通など6部門と県内16署から44人が参加しました。

増加するサイバー犯罪にすべての職員が対応できるようにと、専門の部署以外から集めました。2人でチームを組み、1時間で問題を解いて合計点を競います。

インターネット空間を悪用した「サイバー犯罪」の捜査は、わずかな手がかりから犯人へつながる情報を見つけ出すことが大切です。

山口県警本部 警務部チーム山田亮介 警部補
「日頃捜査で携わらない部分とかあったんですけども、達成感みたいなのもありましたし、協力して解いていこうというチームワークも生まれてきて、非常に有意義な時間でした」

県警本部 警務部チーム森中郁夫 警部補
「知識がどんどん高度化して新しくなりますから、警察官自身もいろいろ勉強しながら技術の進歩に追いついていくような努力を続けていかなければならない」

山口県警によりますと令和4年11月末までのサイバー犯罪に関する相談件数は4118件で、過去最高だった令和3年を上回っています。

県警では今後も全職員を対象に講習会などを開きたいとしています。