4.日本代表の愛称の年表

日本代表の競技別愛称一覧(夏季オリンピック)競技統括団体が正式に採用・使用している愛称を、誕生・発表された年代が古い順にまとめた。一覧で見ると、2000年代後半から2010年代にかけて愛称文化が一気に定着したことがわかる。
2004年
サッカー女子「なでしこジャパン」:日本サッカー協会がアテネ五輪を機に行った公募によって決定。日本人女性をたたえる言葉「大和撫子」からつけられた。
2006年
・サッカー男子「SAMURAI BLUE」:伝統のユニフォームカラーである「青」から着想を得たとされる。2006年ドイツW杯を前に日本サッカー協会から「SAMURAI BLUE2006」と発表され、広く浸透した。その後、2009年10月に「SAMURAI BLUE」として継続していくことをリリースした。
・アーティスティックスイミング「マーメイドジャパン」:元々はテレビ放送などをきっかけに親しまれ、2010年に水泳連盟が正式に代表の愛称として採用したといわれている。
2007年
・新体操女子「フェアリージャパンPOLA」:オフィシャルパートナー(スポンサー)の決定とともに命名。「妖精のように舞う」というコンセプトが込められている。
・ホッケー女子「さくらジャパン」:日本ホッケー協会が北京五輪への出場を目指す中で公募された。日本を代表する花で親しみ愛され続ける「桜」に由来する。
2008年
・野球「侍ジャパン」:WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けた愛称として発表され、2012年に常設の日本代表総称として正式採用された。
・ホッケー男子「サムライジャパン」:日本ホッケー協会が公募によって決定。当初は女子の「さくら」に対して、ひらがなで表記されることも多かった。
2009年
・競泳「トビウオジャパン」:水泳連盟が、かつて世界を驚かせ「フジヤマのトビウオ」と称された名選手・古橋広之進氏(同年に逝去)の異名にちなんで命名された。
・ローイング(旧名/ボート)「クルー・ジャパン」:この年にロゴマークが決定され、公式サイト等を中心に広く使用が開始された。
・バレーボール女子「火の鳥NIPPON」:日本バレーボール協会が公募により決定。世界の王座奪還への願いが込められていた。(※協会方針により2024年に愛称は廃止)
・バレーボール男子「龍神NIPPON」:日本バレーボール協会が公募により決定。世界の頂点を目指し力強く戦う姿をイメージしていた。(※協会方針により2024年に愛称は廃止)
2013年
・ハンドボール女子「おりひめジャパン」:日本ハンドボール協会が公募して決定。主要なプレー人数が「7人」であることから、7月7日の七夕伝説に登場する織姫を連想している。
・卓球「卓球NIPPON」:日本卓球協会が、2013年世界選手権パリ大会の直前に、かつての「卓球王国・日本」の再興と、チームが一丸となって世界へ挑む願いを込めて命名した。
・7人制ラグビー女子「サクラセブンズ」:日本ラグビーフットボール協会が公募により決定。代表ジャージーの胸に輝く「桜」のエンブレムと7人制を掛け合わせている。(15人制女子はサクラフィフティーンと呼ばれる)
2014年
・陸上(男子リレー)「韋駄天スプリンターズ」:日本陸上競技連盟が公募により決定。足の速い神として知られる「韋駄天」のように、トラックを駆け抜けてほしいという願いから名付けられた。
・陸上(女子リレー)「椿スプリンターズ」:同じく日本陸上競技連盟が公募により決定。冬の寒さに耐え、しなやかな枝のように力強く真っ赤な花を咲かせる“椿”のイメージから命名された。
2015年
・水泳(飛込)「翼ジャパン」:水泳連盟の公式ブログ開設や新体制発表に伴い、ロゴマークなどとともに公表された。
・空手「雷神ジャパン」:全日本空手道連盟が2020年東京オリンピックでの正式競技採用に向けてナショナルネーミングを発表。一瞬の稲妻の光や轟音が、空手の突き・蹴りの圧倒的なスピード感や迫力に通じること、英語で陽が昇ると訳される「ライジング」に合わせて命名された。
・セーリング「日の丸セーラーズ」:日本セーリング連盟が公募によって決定。初代の応援団長には歌手の加山雄三氏が就任したことでも話題を呼んだ。
2016年
・バスケットボール「AKATSUKI FIVE」:日本バスケットボール協会がチームカラーの黒と赤を、闇を照らす「日の出(暁)」になぞらえて命名。(※2022年に5人制・3人制を統合し「AKATSUKI JAPAN」へ移行)
・サーフィン「波乗りジャパン」:日本サーフィン連盟が公募により決定。全力で世界の波に挑むことやすべてのサーファーの思いを背負うことなどの意味が込められている。
2017年
ソフトボール「ソフトジャパン」:日本ソフトボール協会が、東京五輪での競技追加決定などを受け、チームの認知度向上と結束のためにロゴとともに発表された。
2018年
ハンドボール男子「彗星ジャパン」:日本ハンドボール協会が公募により決定。コート上を駆け抜けるスピーディーな動きと、シュートが描く鋭い軌跡を連想させる。
2019年
・バドミントン「バード・ジャパン」:日本バドミントン協会が公募で決定。主要な球技の中で唯一、鳥の羽根(シャトル)を道具として使用していることなどが由来とされる。
・柔道「ゴジラジャパン」:全日本柔道連盟が、65周年を迎えていた映画『ゴジラ』の東宝と正式にコラボした。日本発祥の伝統と、世界をねじ伏せる圧倒的な力強さの共通イメージから命名され、同年の限定的な愛称として使用された。
2020年
・ボクシング男子「阿修羅JAPAN」:日本ボクシング連盟が東京五輪に向けた代表チームの強化会見の場などで、期待を込めて発表された。
・ボクシング女子「ブルーローズJAPAN」:同じく日本ボクシング連盟が男子の阿修羅に対し、青いバラの花言葉である「不可能を可能にする」という意味を込めて発表された。














