サッカーのワールドカップ(W杯)や9月に愛知県名古屋市で開幕するアジア競技大会など、国際大会のたびにメディアやSNSを賑わせる日本代表の愛称。今や当たり前となった「〇〇ジャパン」というカルチャーだが、その由来や歴史を深く知る人は少ない。
そこで、知っているようで知らない日本代表のニックネームを、各競技統括団体の公式発表やデータをもとに紐解き、流行や時代背景、あえて世相の流れに背を向けたこだわりまで、そこに隠されたさまざまな背景に迫る。

1. すべてはここから始まった!パイオニア「なでしこジャパン」

もともと日本代表の愛称といえば、ラグビーの「大西ジャパン」やサッカーの「オシムジャパン」のように【監督名+ジャパン】で呼ぶのが一般的であった。

その流れを大きく変える転換点となり、ブームの起爆剤となったのが、女子サッカー日本代表の「なでしこジャパン」である。

2004年のアテネ五輪への出場を機に日本サッカー協会(JFA)が公募を行い、日本人女性をたたえる言葉「大和撫子(やまとなでしこ)」に由来するこの名が選出された。

この取り組みのきっかけは、オーストラリア女子サッカー代表の愛称「マチルダス」のように、「女子」と頭に付けなくても女子代表だと一目で分かる愛称があった方が良いというアイデアからだったとされる。 2011年のW杯優勝によってこの名は新語・流行語大賞に選ばれるほどの国民的ブランドとなり、これ以降、多くの競技連盟がこぞって独自の愛称を命名する、いわば「大・ジャパン時代」が幕を開けることとなる。

2. 圧倒的な知名度を誇る「メジャー愛称」の系譜

なでしこジャパンの成功以降、誰もが認める国民的スポーツに定着した「メジャー級」の愛称がこちらだ。

SAMURAI BLUE(サッカー男子)は、2006年、日本サッカー協会がドイツW杯に臨むにあたり、当初は「SAMURAI BLUE2006」と名付けられた。ユニフォームの「青」から着想を得ていて、W杯のたびに日本中を青く染める圧倒的象徴である。その後、2009年10月に公式ホームページより「SAMURAI BLUE」として継続していくことを発表した。

侍ジャパン(野球)は、日本野球機構が2008年11月、翌年のWBC(ワールドベースボールクラシック)に向けた愛称として発表。2012年に正式採用。プロとアマチュア、さらに世代の垣根を越えて結束する最強ブランドである。

3. 【挑戦クイズ】「おりひめ」「ゴジラ」……これって何の競技?

ここからは少し難易度が上がる。ユニークな視点で名付けられた個性派ジャパンについてのクイズだ。あなたは何問解けるだろうか。

Q1. 「おりひめジャパン」と呼ばれるのは何のスポーツ?