「周りに噓をつき、だめな人間だと言われる」

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何度も何度も「もう飲まない」と誓って泣いて謝って、その夜から飲む。周りの人からは嘘つきだと思われる。だめな人間だと言われる。がっかりされる。でも、本人が一番がっかりしているのです。

「なんでこんな約束が守れないんだ」と。「みんなが泣いているのに、また飲んでしまった」と。自分を責める、また飲む、また責める。その繰り返しの中で、人は孤立していきます。

日常生活が送れなくなり、社会から外れていく。人が離れていく。依存症という病気の最も恐ろしい側面は、実はその「孤独」にあります。

そして、孤立した依存症者が向かう先は、内臓疾患での死よりも、自ら命を絶つことであることが少なくありません。

死因に「依存症」とは書かれない。転落死、心不全、あるいは飛び込み。その奥に依存症が隠れていることを、社会はまだ十分に知らない。そう私は感じています。