診療看護師は募集していなかったが…
当時、病院に診療看護師はおらず、募集もしていませんでした。

高岡ふしき病院 中辻裕司院長
「診療看護師は本当に希少な存在なので、われわれもまさか高岡市伏木に来てくれるとは想像していなかったので、非常に驚きながら喜んでいます」「ボーダーレスの診療看護師自体が非常に有用な職種だと思いますね。+1“+α”というところが非常に大きいです」

澤田さんの採用にあたった看護部長は―。
高岡ふしき病院 諸江由紀子看護部長
「当院の患者さんはご高齢の方たちで。それぞれの人生の歴史をお持ちなので。そこも含めてケアしようという姿勢が伺えましたので、これはうちの理念にぴったりだと思いまして」

病院に勤めてわずか2か月あまりですが、早くも現場で欠かせない存在に。
医師
「私たちが医学的にしか見ていないところを細かく見てくれる」
看護師長
「“なぜ”というところも含めて、スタッフにも説明してくださるので、すごく理解を得られていると思います」
澤田さんに影響をうけ、診療看護師を目指す後輩も…。
特定看護師 中嶋将太さん
「(澤田さんに)刺激を受けて、もっとやれることを増やしていけたら、患者さんにもつながっていけるかなと。できればチャレンジしていきたいなと思っています」

院内には新たな風も吹き始めていますが、県内の診療看護師は少なくとも5人と、まだまだ希少な存在。
その先頭に立って道を切り拓く澤田さんですが―。
診療看護師 澤田瑞木さん
「結構みんな口揃えて『すごい』とか言うんですけど、全然そういうの私自身は何も感じないんです。プライドってあまり持つ必要ないと思っていて、昔から。ただ誇りはもっていたい、というのはあるんですね」

患者に寄り添うための誇りをもって――。自らに課した役割があります。
診療看護師 澤田瑞木さん
「教育、次なる担い手といいますか。診療看護師1人でやるのをちょっと結構限界を感じるときもあるんですよね。さらなるNP(診療看護師)を目指したい方たちを増やしていきたい」
地域医療の現場に、新たな可能性を広げる診療看護師。澤田さんはきょうも、目の前の患者と向き合っています。















