医師と連携して、一部の医療行為を行うことができる「診療看護師(NP)」。首都圏の大病院に多く、地方の回復期病院ではまだ珍しいこの存在が、富山県高岡市にやってきました。 高齢化が進む地域に新しい風を吹き込む、ある診療看護師の奮闘を取材しました。

JCHO高岡ふしき病院。この日、患者の腹水を抜く処置が行われていました。

針を刺し、水を抜くのは医師ですが…
針を抜いたのは、澤田瑞木さん(47)

医師と連携して一部の医療行為や診察を行うことができる「診療看護師(NP)」です。
人工呼吸器の取り外しや脱水時の点滴の調整など、診療看護師が担う処置の範囲は多岐にわたります。

この日、救急搬送されてきたのは1人暮らしの高齢男性。朝、家族が自宅を訪ねたところ、意識を失っていたといいます。男性には、糖尿病の持病がありました。

診療看護師 澤田瑞木さん
「自宅でずっと生活をされてきている方なので、そこに対してどう関わっていこうか。医師は、今何が起きているか、体の病気、疾患を中心に診る。看護は、それに対するケア。それだけでは足りないものがあると思うので」
診療看護師として、医師と看護師をつなぐ「懸け橋」の役割も担っています。

診療看護師 澤田瑞木さん
「看護師と医師の間に入って、どっちの視点でも考えられるところが、NP(診療看護師)のいいところなのかな」
澤田さんに、担当の病棟や患者は割り振られておらず、毎日、横断的に病院全体を駆け回っています。
取材中も、医師や看護師から次々と連絡が。

刻一刻と変わる現場で大切にしているのは、タイムリーに動くことです。
診療看護師 澤田瑞木さん
「看護師さんが“今”って思って電話きているんだから、すぐ応えてあげたい」















