住民虐殺の根幹にあった軍機保護法
この証言を44年前に聞き取った沖縄国際大学名誉教授・石原昌家さん。証言をもとに続ける研究でたどり着いた、住民虐殺の根幹にあったものを指摘する。

沖縄国際大学名誉教授 石原昌家さん
「住民虐殺の元凶は『軍機保護法』ですよね。これが沖縄戦における住民被害の最大の特徴になるわけです」

軍事上の秘密を守ることを目的とした軍機保護法。1937年、日中戦争の只中に全面的に改められ、秘密の範囲を拡大し、漏洩した場合の最高刑は死刑と厳罰化。内閣情報局が統制を一元的に担った。
自らも体験した沖縄戦とともに、軍機保護法と社会のありようを研究してきた山梨学院大学名誉教授・我部政男さんは、国家が目指したことをこう指摘する。

山梨学院大学名誉教授 我部政男さん
「人間の内面をコントロールできるような方向に持って行くことによって、戦争に反対するような勢力が国内に皆無の状態を作りたい。これが一つの体制として固まっていたのが軍機保護法に期待したところではないかと」














