国公立大学一般入試の最初の関門となる、大学入学共通テストが14日から2日間の日程で始まり、石川県内でも5,300人あまりの受験生が試験に臨んでいます。

県内では8つの大学に12の会場が設置され、このうち約2,800人が出願している金沢大学では、受験生らが緊張の面持ちで会場に入りました。

受験生は「緊張しています。緊張しているが、すべて出し切ります」「時間が来てしまった、それだけ。」「積み重ねてきたものをいっぱい出せるように精一杯頑張りたい。LINEで頑張れとみんな言ってくれた。」「成績が出なくて落ち込むこともあったが、これで出せるように頑張る。お守りをお父さんに買ってきてもらった」などと、受験への思いを口にします。

今年は、去年の共通テストでは試験問題が外部に流出する事件があったことから、スマートフォンなど電子機器の電源を試験監督の指示で一斉に切るなど、不正防止対策も強化されています。

また、受験生の安全確保のため、会場周辺の警備も強化されています。

1日目は午前中から地理歴史・公民、国語、外国語、英語リスニングの順に行われましたが、すべての会場で滞りなく試験が終了したということです。

15日は理科と数学の試験が行われます。