「有期刑の上限を上げる法改正を」

旭川地方裁判所

裁判所は、内田被告に「激情にかられて被害者の人格や尊厳を踏みにじる犯行態様は非常に残虐で卑劣」「酌量の余地は全くない」と厳しく指摘しました。しかし、過去の同種の事案の傾向を考慮した結果、無期懲役刑を選択すべきとするまでには至らず、有期懲役刑を選択した場合の「最長」である懲役27年を言い渡しました。

「有期刑の上限」という法律の壁に対し、遺族は「私たち家族は、当然無期懲役刑以上の刑を科せられるべきだと考えていますが、仮に、無期懲役刑が刑の均衡等から科せられないとしても、有期刑の上限と無期懲役刑との差が大き過ぎます。法治国家である以上、遺族が自らの手で被告人に同じ苦しみを与えることはできません。だからこそ遺族は、裁判所に対して、自分の家族が同じ目にあったらという視点で、被害者遺族の気持ちをも反映した適正な刑罰を与えて欲しいと願っています」

改めて、遺族の心情に沿った刑罰を求めました。

その上で、「特に今回のような殺人罪については、適正な刑を科すため、有期刑の上限を上げる法改正を検討していただくことを要望します」と強く訴えました。