イギリスのスターマー首相が辞意を表明しました。
イギリスのスターマー首相がさきほど、時折、涙ぐみながら演説を行い、「私は労働党党首を辞任します」と述べて、辞意を表明しました。
9月ごろまでは首相として職務を続け、労働党の党首選を経て、後任に首相の座を引き継ぐとしています。
スターマー首相をめぐっては、高騰し続けている物価への対策や公共サービスの改善の遅れに対する国民の不満が高まっていたほか、直近では性的虐待の罪に問われていたエプスタイン氏と交友があったマンデルソン前駐米大使の任命をめぐり、政権の責任が問われていました。
先月7日に行われた統一地方選で、スターマー首相が率いる与党・労働党は1500近い議席を失い大敗。ナイジェル・ファラージ氏が率いる野党で新興右派政党の「リフォームUK」が躍進していました。
また、労働党は100年以上、最大勢力を維持してきたウェールズでも獲得した議席は17に留まるなど、過去最悪の結果となっていました。
今月18日に投票が行われた中部・メイカーフィールド選挙区の下院補選では、与党・労働党で「次期首相候補」と目されているアンディ・バーナム氏が勝利し、国政に復帰した際にスターマー首相は党首選を念頭に、「決して辞任せず、いかなる党首選にも立ち向かう」と主張していました。
その一方、ロイター通信によりますと、与党労働党の下院議員の4分の1にあたる100人余りが、スターマー氏に辞任ないし退陣の日程を示すよう求めていたということです。
先週まで首相の座に留まる意思を示していたスターマー首相ですが、労働党党首の座をバーナム氏に譲るように求める党内の圧力に負け、辞意を表明したとみられています。
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