戦前には戻らないホルムズ海峡… 取りざたされる“自衛隊派遣”
戦闘終結の合意を受けて開放されたホルムズ海峡。
船舶の動きを注視してきた東京大学の渡邉教授は...

東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「TENZANがホルムズ海峡を通過したことが大きなトピック」
ペルシャ湾に取り残されていた日本に関わる船は38隻あり、「TENZAN」には日本人3人が乗船。政府はこれで日本人すべてが退避したと発表しています。
アメリカが海上封鎖を解いたことでイランの港でも動きが。

東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「すでに制裁対象のタンカーがイランから出航して、他の国に原油を運ぼうとしている」
イランも原油の運び出しを始めているというのです。
一方、ホルムズ海峡が開放されたといっても、以前とは状況が大きく異なっているといいます。

船舶の動きを見ると、イラン攻撃前はたくさんの船が海峡の中央付近を通って出入りしていましたが、6月18日には行き交う船が少ない上に移動速度も遅くなっています。

イラン側は4月、機雷を敷設したとする海域の地図を公開し、安全に通行できるルートを指定してきたのです。
東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「戦争が始まる前はホルムズ海峡の一番水深も深くて、幅も広くて高速道路のようなところを、一日数百隻のタンカーが通れる状態だった。今回イラン側が指定している代替ルートは一日に数十隻しか通過できていないので、たくさんの船が通るような状況には程遠い」

今後焦点となるのが機雷の処理。覚書ではイラン側が除去を行い、30日以内に戦闘前の状況に戻すとしています。
一方、G7ではイギリスとフランスが主導して機雷の除去などで貢献できることを確認。日本の自衛隊の派遣も取りざたされています。
高市総理と短時間の懇談を行ったトランプ大統領は...
トランプ大統領(17日)
「(いまは)日本は関与を申し出ているが、戦闘中は関与したがらなかった。彼女に関与しないか聞いたら『関与したくない』と言ったんだ」

高市総理(17日)
「自衛隊の派遣については、具体的に現時点でなんら決まったものはございません」
ホルムズ海峡の“再封鎖”との情報もある中、イラン攻撃前の状態に戻る見通しは立っていません。














