利上げも「円安」止まらず 背景にはアメリカの“利上げ予想”の影響

ところが、「利上げ」でブレーキを掛けたにも関わらず、逆に「円安」が進みました。なぜなのでしょうか。

元日銀理事の早川英男さんによると、「大きな要因はアメリカにある」といいます。

アメリカの政策金利の上限は現在「3.75%」。2年前から「利下げ」傾向にあり、当初はこれが続くとみられていました。

しかし17日、中央銀行に当たるFRBは、年内の「利上げ」の予想を発表しました。

その結果、「円よりドルを持っていたほうが得だ」となり、『円安』が進んだということです。

「もっと金利を上げれば」とも思いますが、急な利上げは景気を悪化させてしまうジレンマもあるのです。

今回到達した「1.0%」は、世界と比べれば、なお「超‧低金利」です。

日銀は、物価高と景気のバランスを見ながら、金利を経済の実態に見合った水準に近づけようとしていますが、その道のりは⻑く続きそうです。