宮城県美里町で、地元のまつりに使う“世界一大きい”とされる俵を作り替える作業が進められています。13日は、地元の中学生も参加し俵づくりが行われました。
俵づくりに取り組んだのは、美里町立南郷中学校の1年生と2年生合わせておよそ90人です。生徒たちは、地元の人から教わりながら、俵の胴体部分にまきつけるわらを編んでいきました。

直径3メートル、長さ5メートルある大俵。南郷地区で毎年6月に開かれる「田園フェスティバル」のパレードに使われるなど、まつりのシンボルになっています。しかし、わらの経年劣化が進んだため、15年ぶりに作り替えることなりました。

作業を体験した生徒:
「(わらを)置く位置が分からなくなり難しかった。今よりも大きくで丈夫な俵ができるといい」
作業は、先月3日から始まり、新調されれば1990年に作られた初代から数え5代目となります。地元では、“世界一大きい俵”と自負していて、完成後にギネスブックに申請する予定です。

大俵製作実行委員会・石川俊樹委員長:
「町民挙げて、若い中学校の生徒も携わってくれて、みんなの思いが詰まった俵になればいい」

大俵は、編まれたわらを鉄製の枠に巻きつけて、来月中旬にも完成する見通しです。