女子高校生の父親「どうか、どうか、あいつを、あいつを…」

内田被告の裁判員裁判の法廷(旭川地裁・8日)【この記事を画像で詳しく見る】

父親の意見陳述では、検察側の席に立ち、法廷に響く大きな声で、内田被告に訴えました。

「私は本件被害者の父親です。あの日告げられる内容は、どれも耳を疑うばかりで、犯人が川に突き落としたかもしれないと聞き、全身に鳥肌がたちました。その日の夕方、神居古潭に行き、必死の思いで捜索しました。1か月が経ち、川から見つかったと妻から涙声で電話がありました。滝川警察署で、白い布に包まれ、透明な袋に入っていて娘の顔を見ることはできませんでした。あまりにも残酷で、その場で泣き崩れました。死後、時間が経過し、顔を見ることも肌に触れることもできず、頑張ったね、帰ってきてくれてありがとうと声をかけることしかできませんでした。

娘は私が23歳のときに生まれました。20歳で長男を授かり、次は女の子が欲しいと思っていた中で生まれました。笑顔がかわいくて、無邪気で、YouTuberごっこをしたり、プリクラを撮ったりしました。事件の数か月前、家族でエスコン(フィールド)に行き、楽しむ姿を見て、家族っていいなと実感しました。娘はかけがえのない宝物で、私は娘のことが大好きでした。

2年という月日が流れましたが、苦しい日々を送ってます。それでも、私たち家族を、気遣ってくれる仲間たちのおかげで、歩んでくることができました。捜査をしてくれた警察、検察官、弁護士の先生、取材をしてくださった記者の皆様、暖かいお言葉を寄せてくれた方々、神居古潭にお花を手向けてくださった方々、お悔みの言葉など、本当にありがとうございました。

裁判官、裁判員の皆さま、どうか…どうか…、あいつを…あいつを(内田被告の方を人差し指で指さす)、私の娘の望む判決をくだしてください。お願いします」

父親が涙ながらに内田被告を指さして訴えかけると、法廷内や傍聴席からはすすり泣きが響き渡り、裁判員もハンカチで涙をぬぐうようなそぶりを見せました。しかし、内田被告は終始表情を変えず、一点を見つめていました。