カギは「熱の伝わりやすさ」と「神経のシグナル」だった!
これらの要素があることによって、「40度」のお風呂と、気温では感じ方が違うことが説明できるといいます。
中村教授
「空気は熱伝導率が低いため、40度の空気中では皮膚の温度が徐々に時間をかけて上昇していくので、その温度変化(上昇)が「暑さの感覚」の電気信号として持続的に脳へ送られるため、暑く感じます。
一方、水の熱伝導率は高いため、40度の水中では皮膚の温度がすぐに40度になり、それ以降は皮膚の温度が安定するため、温度変化が小さく、脳へ送られる「熱さ感覚」の電気信号は空気中に比べて少なくなる。
したがって、40度の空気中では暑く感じるが、40度の水中ではそれほど熱く感じないということになります」
数字の上では同じ「40度」でも、環境の違いによって感じ方が違うことがわかりました。理由がわかると、夏の暑さへのイライラもほんの少しだけ和らぐ……かもしれません。これからやってくる本格的な夏、体のサインを上手にキャッチしながら、元気に乗り切っていきましょう!
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<プロフィール>
中村和弘さん
名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻 統合生理学 教授
1997年 京都大学薬学部卒
2002年 京都大学大学院薬学研究科博士後期課程修了
薬学博士
脳の神経回路の研究を通じて生命機能の基本原理を探究する

















