イランの“切り札”ホルムズ海峡 「19日に完全開放」なるか
高柳キャスター:
今回の戦闘終結に向けた「覚書」に署名したことを受け、トランプ大統領は「金曜日(19日)に完全に開放される」という見通しを示しました。
現在、ペルシャ湾内には日本関連の船舶38隻が待機しています。
イランがすんなりホルムズ海峡を開放し、石油を以前のように輸入できるようになるのでしょうか。

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
当面は、日本向けを含めた石油輸送は再開に向かう可能性が高いとみられます。
というのも、ホルムズ海峡の正常化は今回の「覚書」の“柱”の一つであり、現時点でアメリカ側が最も重視している要求でもあります。
そのためイランとしても、いきなり約束を反故にして海峡を再び封鎖するようなことは考えにくく、もしそうなれば覚書そのものが崩壊しかねません。それはイランにとっても不都合なことだと思います。
一方で、イランは今回の戦闘を通じて、ホルムズ海峡が自らにとって極めて強力な交渉カードであることを改めて認識したはずです。
そのため、例えば仮に今後60日間の交渉で合意違反があった場合や、核問題で最終合意に至らず再び軍事的緊張が高まった場合には、海峡の封鎖や航行妨害が、依然としてイランの持つ「最大の切り札」となり続けます。
ホルムズ海峡をめぐる不確実性は、当面残り続けるのが今の状況だと言えます。

















