「我々は合意に参加していない」今後のイスラエルの出方は
井上貴博キャスター:
和平に向けた話し合いが前進しているのは望ましいことです。
しかし、トランプ大統領は「ホルムズ海峡の開放は成果だ」と胸を張りますが、そもそも戦闘がなければこのような事態にはなっておらず、元の状態に戻っただけです。核合意については、より困難な状況になってしまいました。
この戦闘が何をもたらしたのかと考えると、失ったものばかりで、むしろ状況を後退させたことにしかならないのではないかと思ってしまいます。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
海外でも様々な分析がされていますが、この戦闘によって得られたものは一つもなく、失ったものもあります。一方で、イランは様々なものを獲得している、あるいは今後獲得するだろうと言われています。
今後60日間で全て合意ができるのかというのは非常に疑問です。
様々なキーワードが出ましたが、一つ出てこなかったのが、イスラエルについてです。
イスラエルは、イランの政権交代をそもそもの目的としており、それが実現できていません。
イスラエル側からすれば、今後このようなチャンスはなかなか訪れるものではありません。本当に60日間も黙っているのかどうかについては、疑問を感じるところです。

井上キャスター:
イスラエルは、ネタニヤフ首相自身もこの先に選挙を控えており、そこで勝つためには弱腰は見せられないですよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
イスラエルは「我々は独立国家だから、今回の合意には参加していない」とはっきりと発言しています。そう発言するということは、何かの前触れなのではないかと心配するぐらいの表現ですよね。
================
<プロフィール>
増尾聡
JNN中東支局長
イランやイスラエル・パレスチナなど中東各地を取材
涌井文晶
ワシントン支局長
今回のG7を取材
トランプ氏を3年以上追いかける
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック顧問・アース製薬の社外取締役など

















