ロシア側が全域を制圧したと主張する東部ソレダルをめぐり、ウクライナ側は100人を超えるロシア兵を殺害したとして、戦闘が継続していることを改めて強調しています。

ロケット砲を発射するウクライナ軍。東部ドネツク州の要衝バフムト近郊にあるソレダルの付近で撮影された映像です。

現地で戦闘に参加するウクライナ兵は…。

ウクライナ兵
「誰も持ち場を離れておらず、維持できています。我々は反撃している」

ソレダルをめぐっては、ロシアの民間軍事会社「ワグネル・グループ」の創設者が全域を制圧したとしていますが、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日のビデオ演説で「軍は持ちこたえていて敵に大きな損失を与えている」と強調。ウクライナメディアはこの日、部隊がソレダルでミサイル攻撃などにより100人を超えるロシア兵を殺害したと報じています。

また、ウクライナ軍は12日、ベラルーシとの国境に近い北西の州で軍事演習を実施しました。16日からロシアとベラルーシは航空部隊の合同軍事演習を行う予定で、ウクライナ軍は“敵がここに来ようとするなら迎え撃つ”とけん制しています。