3つの首脳会談で常に「右隣」に座った男 蔡奇
この5~6月の習近平主席の首脳外交を振り返ってみましょう。
5月13日からアメリカのトランプ大統領が中国を訪問しました。その帰国から4日後に、今度はロシアのプーチン大統領が北京を訪れました。そして6月に入り、習主席が北朝鮮へ赴きました。米中、中ロ、中朝と立て続けに行われた首脳会談ですが、いずれの席でも習主席の「右隣」に座った人物に注目していただきたいのです。
その人物とは、中国共産党の最高指導部である政治局常務委員会のメンバー、蔡奇(さいき)氏です。政治局常務委員会は習主席をトップとする7人で構成されており、「チャイナ・セブン」とも呼ばれます。その中で、蔡奇氏は序列で5番目にあたります。
私は常々、「今の中国指導部にはナンバーワン(習近平氏)はいるが、ナンバーツー以下はいない」、つまり「習近平一強体制」であると申し上げてきました。公式な序列では5位であるはずの蔡奇氏ですが、一連の首脳会談の様子を見ていると、序列2位、3位、4位の3人を飛び越えて「習近平氏に次ぐ存在」「習近平氏が最も信頼を寄せる人物」であることが改めて証明された気がします。














