いま、アメリカ政府とAI企業との深い溝が世界に波紋を広げています。突然、提供停止を命じられたのは、アンソロピック社の最先端AIモデル。私たちの暮らしや安全にも影響しかねない異例の措置ですが、背景に何があったか、読み解きます。

「永久追放にして正解だった」最先端AI 外国人による利用を制限

ヘグセス国防長官
「国防総省がアンソロピックを永久追放した。日を追うごとに正しい判断だったと感じる」

アメリカの国防トップが「永久追放にして正解だった」と名指ししたのが、アメリカのAI企業「ANTHROPIC(アンソロピック)」が提供する最先端のAIモデル「クロード・フェイブル5」と「クロード・ミュトス5」です。

アメリカ政府は国家安全保障上の懸念を理由に、この2つのモデルについて“外国人による利用を制限”する輸出管理措置を発出。

アンソロピックは、このモデルへのアクセスを世界的に停止する対応を余儀なくされました。

そもそも「ミュトス」とは、システムに潜む弱点や脆弱性を見つけ出すことができる高度なAI。しかし、その能力が悪用されれば深刻な事態を招きかねません。