中東情勢の悪化や物価高騰などお財布に厳しい話題ばかりの近頃ですが、そんな中、来月の土用の丑の日を前に今、ウナギが安くなっていることにお気づきですか?そして、この嬉しい話題は地元産ウナギの漁獲量アップにもつながるかもしれません。

記者 土江諒
「ウナギといえば高級品で最近では高いな、という印象だったと思うんですが、なんとこちらでは798円で販売されています」

15日午前、松江市内のスーパーで販売されていたのは大サイズの中国産のウナギ。

250グラムが税抜き価格でなんと、798円です。

みしまや商品部 福島智之 水産チーフバイヤー 
「昨年と比較して相場が1割、2割下がっていますので、今年はその影響も受けて売価の方は昨年と比較して大きく下げて販売している。5年、6年前には戻ったのかな」

15日の価格は、2か月に1度の超特別価格ではありましたが、これは去年の通常価格の半分ほど。

中国産は今年に入ってから、国産は春ごろから値下がり傾向が続いていて、今後もしばらく安値で提供できるということです。

来店客
「大変ありがたいです。主婦としては100円でも安いとことを求めたいと思っているので、きょうの特売はありがたい」

みしまや商品部 福島智之 水産チーフバイヤー 
「今のところ相場が下がっているのはウナギのみとは聞いていますので、これに乗っかって、丑の日であったりとか、お盆であったりとか、しっかり提供させていただこうと思う」

では、地元産ウナギの現場はどうなっているんでしょうか?

バケツの中で元気な姿を見せるのは「クロコ」と呼ばれる体長20センチほどのウナギの稚魚。中海では、中海漁協が20年ほど前から、漁獲量確保のためにウナギの放流を続けていて、15日は、漁協の漁師と地元の小学生らがウナギの稚魚およそ40キロ2000匹を放流しました。

「大きくな~れ~」

放流した小学生
「デカいウナギを放流できて嬉しかった」
Q.ウナギは好きですか?
「はい」
Q.どうやって食べるのが好き?
「うなぎ丼」

子どもたちが放流したウナギの稚魚、鹿児島県の業者から購入しているとのことですが。

中海漁業協同組合 岩田初 組合長
「やっぱり安かった、随分、安い。極端な話、半値くらい」

ここ数年、不漁でシラスウナギと呼ばれる稚魚の値段が高騰、私たちが食べるウナギの値段もまさにうなぎ上りに。
しかし、今年は稚魚が豊漁で、その販売価格が下がっていて、中海漁協では、去年とほぼ同じ360キロおよそ2万匹のシラスウナギを、半分ほどの値段で購入できたといいます。

中海漁業協同組合 岩田初 組合長
「宍道湖産のウナギがあまりにも有名だが、中海も豊富なエサがたくさんいて、ウナギとしては大きい。だから、とてもおいしい」

中海のウナギの漁獲量は放流などの取り組みによって、このところ、年間750キロほどで安定しているとのこと。値段も一時の安さで終わらず、庶民の味として定着してほしいところです。