愛媛県が開発した高級かんきつ「紅プリンセス」の苗木が、中国へ流出した可能性があることに対し、中村知事は「悔しい」と怒りをにじませました。

(中村知事)
「正直言って悔しい。本当に県の技術開発部門『みかん研究所』の職員たちが十数年の月日をかけて、失敗も繰り返しながら到達した成功品種。しかも厳重に管理されている中でこういうことが起きるのは、ショックですし、本当に悔しい」

「紅プリンセス」は「紅まどんな」と「甘平」を掛け合わせた高級かんきつで、県が20年近い歳月をかけて開発しました。

苗木の販売は県が許可した事業者に限っていて、県外に持ち出さないよう同意も求めています。

しかし、この「紅プリンセス」を名乗る果実が、中国の大手通販サイトで販売されているのが見つかりました。

苗木などが海外へ流出した可能性が浮上し、県は事実確認に追われています。

県は、海外への流出阻止へ中国や韓国での品種登録を進めていますが、現在、手続きの最中です。

そのため、仮に販売されているものが、愛媛から流出したものだとしても、差し止めできないということです。