■軍備増強で膨らむ防衛費 どうする岸田政権
こうしたなか、アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所」は中国が台湾に軍事侵攻したという想定で24のシミュレーションを実施。アメリカ軍が台湾防衛のために参戦したシナリオの大半で、中国は早期制圧には失敗するとしていますが・・・


「米国は数百機の戦闘機、2つの空母、最大20の艦艇を失った」
「日本は戦争に巻き込まれ、基地を攻撃された」
日本は多くのケースで戦争に巻き込まれ、基地を攻撃されるなど甚大な被害を被るとしています。そして、台湾や同盟国である日本の軍備増強が抑止力になるなどと結論づけています。
東アジアの安全保障環境が厳しさを増すなか、来年度の日本の防衛費は約6兆8000億円と過去最大に。来年度から5年間の総額は43兆円と大幅に増やす方針です。

アメリカ ブリンケン国務長官
「2027年までに防衛費倍増という日本の公約を称賛する」
日本がアメリカ政府から防衛装備品を調達する費用(FMS調達費)は来年度予算案で1兆4768億円にのぼり、過去最高になるとみられます。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩
「防衛装備品という非常に特殊な分野でもあるので、必ずしも入札という関係にはならない。どうしてもアメリカに高いものをふっかけられて、購入するということになりがち。どんどん既成事実だけが先行していく。国民にも国会に対しても、一切説明のないまま安全保障の新しい環境が作られていく。岸田政権としては非常にまずい」














