かつては6か国協議で議論も… 北朝鮮の非核化は実現せず 中ロと“新たな関係”

かつて、北朝鮮の非核化をめぐっては、いわゆる6か国協議で議論がされてきました。しかし2006年以降、北朝鮮が核実験を繰り返す中でこの枠組みは破綻。そんな中、登場したのが第一次トランプ政権でした。

トランプ大統領(2017年12月・ワシントン)
「アメリカと同盟国は北朝鮮の非核化を実現させるため、必要な策を講じていく」

これに対し北朝鮮も...
核実験場を爆破してみせるなど、非核化に取り組む姿勢をアピール。

そして、史上初の米朝首脳会談が実現したのです。しかし結局、非核化は実現せず...

再び返り咲いたトランプ氏は…

トランプ大統領(2025年3月・ワシントン)
「金正恩はたくさん核兵器を持っている。確実に核保有国だ」

北朝鮮を「核保有国」と認めたかのような発言。さらに、7年前に北朝鮮を訪問した際には「朝鮮半島の非核化に役割を果たす」と述べていた習近平氏も今回、非核化に言及しなかったのです。

もはや北朝鮮の核開発は誰も止められないのか。そんな北朝鮮の後ろ盾となっているのがロシアです。

北朝鮮は、ロシアのウクライナ侵攻に兵士を派遣。ここ数年、急接近しているのです。

2024年、プーチン大統領も24年ぶりに北朝鮮を訪問し、蜜月ぶりをアピール。2025年、両者が北京に招かれた際には...

金正恩総書記(2025年9月・北京)
「“兄弟”の義務としてロシアを助けるためにあらゆることをするつもりだ」

こうした関係を目の当たりにした中国も、核問題で北朝鮮に配慮せざるを得ないのでしょうか。北朝鮮とロシアの関係には、NATOからも懸念が...

NATO ルッテ事務総長(2024年12月・ベルギー)
「ロシアは兵士や武器を受け取る代わりに、北朝鮮のミサイル・核開発の支援をしている」

北朝鮮にどう向き合うのか。トランプ大統領は...

トランプ大統領(2025年8月・ワシントン)
「彼(金正恩氏)と会いたいね。彼とは気が合う。適切な時期に金正恩と会うのを楽しみにしている」

金総書記も2026年2月、“核保有国として認めれば良好な関係を築ける”との立場を表明。トランプ政権が北朝鮮の核を黙認してしまえば、日本にとっても脅威が深刻化しかねません。