ハイチやセネガルらのサポーター 入国制限で観戦ができない事態も…

こうしたチケットの極端な高騰とともに大会に影を落としているのが、トランプ政権が攻撃を始めたイランをめぐる対応です。

出場国ごとにFIFAが割り当てていたチケットのうち、イランの分が発売後に取り消され、チケットを持っていたイラン人サポーターも、観戦ができなくなっているのです。

同様に、元々、トランプ政権が入国制限を課していたハイチやセネガルなども、代表選手らの入国は許されましたが、サポーターは入国できず試合を見に来ることができないといった事態も起きています。

50年近くにわたって敵対関係にあるアメリカとイランですが、28年前のフランス大会で直接対決した際には、キックオフ前にイランの選手たちが「平和の証」としてアメリカの選手たちに、白いバラの花束を贈り、ワールドカップの持つ力に希望が垣間見えたこともありました。

大会の創設者が抱いた「平和」への思い。FIFAが掲げる「サッカーで世界を一つに」という理念が、改めて問われています。