マガンやハクチョウなどの飛来がピークとなる中、今シーズン2回目の冬の渡り鳥の生息調査が12日朝、宮城県内一斉に行われました。ガン類を中心に過去最多の▼35万羽余りの生息が確認されました。
渡り鳥の生息調査は県内の沼や河川などおよそ500か所で行われ、このうち、栗原市と登米市にまたがる県内有数の飛来地、伊豆沼では、県の職員らが調査にあたりました。県のまとめでは、県内ではガン類で▼28万2000羽余り、ハクチョウ類が▼1万8000羽余り、カモ類で▼5万7000羽余りが確認され、1月の調査としては1969年の調査開始以来最も多くなりました。

日本海側の積雪を避けて群れが移動したことが増加の要因とみられています。
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「(宮城県は)去年やおととしのような厳しい寒波がきていないので、今年は鳥にとって過ごしやすい冬になっている」

県は、3月にも渡り鳥の生息調査を行うことにしています。














