アメリカとイランの攻撃の応酬が2日連続で行われ、イラン側はホルムズ海峡の封鎖を宣言しました。こうした中、イランの革命防衛隊の元司令官がJNNの単独インタビューに応じ、「戦闘は中東地域の外へと拡大する可能性がある」と警告しました。
2日連続となったアメリカ軍によるイランへの攻撃。アメリカ中央軍は10日、“イランの通信システムや防空施設を標的にした”とし、こう主張しました。
米中央軍の声明
「トランプ大統領の指示による“自衛のための攻撃”だ」
攻撃に先立ち、トランプ氏はイランとの戦闘終結に向けた交渉が停滞していることを理由にこう表明していました。
アメリカ トランプ大統領
「我々はきのうイランを激しく攻撃したが、きょうも激しく攻撃する」
トランプ氏は「FOXニュース」に対し、今回の攻撃で巡航ミサイル「トマホーク」49発が発射されたと説明。イランが合意文書に署名しなければ、「11日も徹底的に爆撃する」と述べたということです。
一方、イラン側は…
イラン国営テレビ
「軍事当局は石油タンカーや商船を含む、すべての船舶を対象にホルムズ海峡を完全に封鎖すると宣言した」
報復措置として、すべての船舶を対象にホルムズ海峡の封鎖を宣言。これに対し、アメリカ中央軍はホルムズ海峡について「商船は航行し続けている」と否定しています。
こうした中、アメリカとイランの攻撃の応酬がはじまった9日、イランの首都テヘランでJNNはある人物にインタビューを行いました。革命防衛隊の元司令官、ホセイン・キャナニモガダム氏です。元司令官はこの日のイラン側の攻撃について、「均衡を保つ」ために抑制的なものだったと指摘しました。
革命防衛隊 元司令官 ホセイン・キャナニモガダム氏
「(9日の段階では)イラン軍や革命防衛隊はアメリカとの交渉が続いていたので、戦争と外交のバランスを保とうとしていた」
そのうえで、アメリカの攻撃が続いた場合にイランが取り得る対応についてこう警告しました。
革命防衛隊 元司令官 ホセイン・キャナニモガダム氏
「アメリカが攻撃を続けるなら、それに応じる用意がある。次の戦闘は中東地域の外へと拡大する可能性がある」
この発言は、ホルムズ海峡の代替ルートとされるバブエルマンデブ海峡の封鎖などを念頭においたものとみられます。
その一方で、元司令官は戦闘終結に向けた交渉は「完全に閉ざされたわけではない」とも強調。状況を見極めながら交渉を継続する必要性を訴えました。
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