愛知・パロマ瑞穂スタジアムで12日から開催される「第110回日本選手権」を前に11日、前日会見が行われ男子100mで2連覇に挑む桐生祥秀(30、日本生命)が出席した。
今回の日本選手権は、32年ぶりに日本で開催されるアジア大会(9月19日~10月4日)の代表選考会も兼ねていて、日本陸上競技連盟が設定した派遣設定記録を上回り、さらに優勝した選手が内定となる。また、開催地のパロマ瑞穂スタジアムはアジア大会の陸上競技でも使用される会場となる。
100mで2連覇がかかる桐生は「今シーズンは100mは3本目のレースで、いい感じに調子も上がってきてるので、2連覇を目指していきたい」と明確に目標を語った。
25年8月の富士北麓ワールドトライアル(山梨)で自身2度目となる9秒台を出した桐生。5月に行われたセイコーゴールデングランプリでは10秒15で国内最上位の4位、さらに1週間後の関西実業団選手権でオープン100mに出場し追い風2.6mながら10秒02をマークした。この記録は、19年にサニブラウン・アブデル・ハキーム(27、東レ)が更新した大会記録に並ぶ。「大会記録は(サニブラウン)ハキームの10秒02なのでやっぱそこをめがけて予選、準決勝、それ走ってみないとわかんないですけど、気持ち的にはそういうのを更新する」と更新タイムも明確にした。
男子100mには、今季最高の10秒06で派遣設定を突破した小池祐貴(31、住友電工)、日本記録保持者の山縣亮太(34、セイコー)らが出場予定。さらに10秒15の派遣設定記録を突破している三輪颯太(23、小泉)らも出場するため、優勝争いが激化、大混戦となる模様だ。
桐生は、「明日、明後日で、タイムも(アジア大会の派遣設定をクリアしているので)優勝すれば内定ですけど、タイムを出さないといけないので、タイムと勝負、どっちも狙っていきたいなと思ってます」と意気込んだうえで「アジア大会は行けたらいいですよね。くらいの(楽な)気持ちで走ります(笑)」と述べた。
さらに、女子200mの日本記録保持者で今大会100mと200mに出場し、2大会連続の2冠を狙う井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)も会見に出席した。両種目とも派遣設定を突破していない井戸だが、自己ベストを出して優勝すれば代表内定する井戸は、「アジアの派遣記録の11秒29を突破するっていうところと、200mでは自己ベストに近づけるようにしっかり狙っていきたい」と意気込んだ。さらに、愛知の強豪・至学館高校出身の井戸は 「高校時代3年間走ってきた競技場を明日から走れるのがすごい楽しみなので、会場の雰囲気を楽しみながら、自分に集中して頑張っていきたい」と述べた。

















