あらゆる地域の凹凸構造を「一貫して」説明できる

今回の成果のもう一つの重要な点は、これまで謎とされてきた地域ごとの凹凸構造を統一的に説明できることです。

今回得られた結果とこれまで蓄積されてきたデータを組み合わせることで、660 km不連続面の凹凸は、地域ごとの温度差によってガーネットの振る舞いが変化することで説明できることが判明しました。

冷たい沈み込み帯、温かいホットプリューム、平均的なマントル温度のいずれの条件においても、観測される660 km不連続面の凹凸を一貫して再現できることが示されたのです。

これは、従来の単純な化学組成モデルでは説明が困難だった観測結果を統一的に理解できることを意味し、660km不連続面の成因に関する理解の大きな前進となります。