長野市の戸隠神社で、雪の中で日本酒を熟成させる「雪中酒」づくりが始まりました。


戸隠神社中社の境内には日本酒や地元特産のそばが運び込まれ、雪の中に埋める作業が行われました。

氷点下となる密閉された雪の中では、日本酒はよりまろやかに、そばの実も甘みが増すということで、これから3か月ほど雪の下で熟成されます。

雪の中に寝かせた日本酒は、例年並みのおよそ3000本、昨シーズンから作業が始まったそばは去年より多い800キロが貯蔵されました。

(戸隠雪中酒販売組合・渡辺忠茂代表)
「辛いお酒=暴れ酒のとんがった辛さが、まろやかに丸く丸くなって、すっと旨い辛さになるお酒になります」

日本酒もそばも、4月中旬に掘り出し、地元だけで提供されるということです。