浅そうに見えるけど、水深は5メートル…
伏木海上保安部によりますと、当時の天候は晴れ、北の風2メートル、波の高さは30センチと、海が荒れている状況ではありませんでした。一方で近くに住む人からは次のように話します。
近所の人
「ここは結構深いんですよ。浅そうに見えるんだけど。だんだん波消しブロックの方に向かっていくと、深くなってるから。足がとられると結構溺れる可能性が高い。急に深くなったり、ちょっと沖の方に出ると離岸流といって一気に沖の方に引っ張られるような潮の流れになっているというのがあって、少しそこで遊んでても急に沖に流されるって昔からよくいわれるから、危ないとはいわれてた」



海上保安部によりますと、発見現場近くの水深は5メートル以上と急激に深くなる地形になっているほか、波が一気に沖へ戻る「離岸流」という現象が起きやすい場所でした。

水難事故に詳しい専門家は、男子中学生が事故の直前に目撃されていた「突堤」と呼ばれるコンクリート製の堤防の構造に原因があると分析します。
水難学会理事 斎藤秀俊さん
「この現場だけでいうと突堤の先端が急に深くなっているという特徴がある。突堤が波消しブロックの積まれている間と間、そこに突堤が出るような形になっている。(海に落ちて)上に上がろうとしました。ところが思ったよりも高さの差があって自力であがれませんでした。その下は深くなっているので、そのまま垂直に沈みますと。そういったプロセスで上陸できずに沈んでしまったということがもっとも考えられると」















