福島第一原発1号機で、原子炉格納容器内の堆積物を採取する調査が、12日から始まりました。

東京電力は、福島第一原発1号機で溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の取り出しに向けて、格納容器内の内部調査を進めています。

去年12月に実施した調査では、堆積物の放射線を分析したところ、「燃料デブリ」の存在を示す「中性子線」と呼ばれる核燃料に由来する物質が確認されました。

東京電力は、さらに詳しく分析を進めるため、12日から、1号機の格納容器内部に水中ロボットを投入し、堆積物を採取する調査を始めました。

この調査は2月上旬まで行われ、4か所から堆積物を採取する予定です。