こうした痴漢被害を防ごうと作られたのが…

動画
「周りに被害に遭っている人はいませんか?皆さんの目が被害を防ぎます。安心して暮らせる安全な街へ…」
愛知県警が地元の高校生に動画の作成を依頼。
「痴漢から身を守るために今日から出来る3つの対策」として、▼電車に乗るときは混雑を避けるよう呼びかけているほか…



動画
「▼扉付近や連結部は周囲からの死角が生まれやすくなります。もしも被害に遭った時、周りの人に気づいてもらえず危険です。▼女性のいる場所にいることで、痴漢の抑止にもなります」
動画を作成した高校生は、「電車内での痴漢被害が少しでも減ったら嬉しい」と述べました。

大学入試センターによりますと、当日、痴漢被害に遭いテストが受けられなかった場合でも、追試験を受けられる可能性もあるので、まずは受験表に記載のある大学に問い合わせてほしい、としています。
■防犯アプリの活用も 痴漢から身を守るために
山本恵里伽キャスター:
もしも万が一、痴漢にあった際に備えて、こんなものもあります。警視庁の防犯アプリ「Digi Police(デジポリス)」です。

アプリを開いて、「痴漢撃退」をタップすると「痴漢です。助けてください。」と表示され、声を出さずに周囲に被害を知らせることができます。さらに画面をタップすると、音声も流せます。

小川彩佳キャスター:
被害を受けたときというのは、なかなか声が出しづらいものですからね。
山本恵里伽キャスター:
また、ボタンで画面を切り替えると「ちかんされていませんか?」と表示されます。こちらは、痴漢にあって困っている人がいる場合に、助けが必要か確認できます。痴漢撃退機能は全国で使用可能です。
小川彩佳キャスター:
知っていただきたいアプリですけれども、一方で、そもそもこうして被害を受ける側が自衛の武器を携えなければならない状況が、異常ですよね。痴漢行為は犯罪行為ですから、こうした犯罪が起きないような環境、防犯カメラを増やしていくですとか、そうしたことをどんどん加速させていくべきなのかと感じます。