指定のゴミ袋が手に入らない。市民の声を受けて、ごみの出し方にも変化が出てきています。

 6月5日午前9時。大阪府豊中市では、ごみの収集作業がはじまりました。

 このエリアは、5日は「プラごみ」の日。豊中市は市が指定するごみ袋を使用するよう条例で定めていますが、豊中市は一部の販売店で指定ごみ袋の欠品が確認されていることから、6月から透明の袋に大きく「ごみ」と書けば、指定以外のごみ袋でも回収することとしました。

 (豊中市民)
 「スーパーに行ったらどの棚にもない。だから無地の袋で出せたらいいなと思ってた」
 「(指定ごみ袋が)薬局に大量入荷していたので買いました。(今ある分が)なくなったら無地のものを買って書いて出すしかないですよね」

 作業員によると、5日に1時間の回収で指定以外のごみ袋の数は「(エリアあたり)2つか3つぐらい」だったということです。

 中東情勢の影響でナフサの供給に不安が広がっていますが、実はごみ袋については供給が減少しているわけではないようです。

 (豊中市担当者)「製造事業者からは通常通りの量が供給できていると確認できていますが、ごみ袋を購入できなくてもごみをきちっと出せるためにこの措置を実施しています」

 指定ごみ袋以外での回収は豊中市以外でも。神戸市や西宮市など関西の複数の自治体でも始まっています。いずれの市も「供給量は変わっていない」とする一方、「需要が増えている」ことが欠品の理由だとしています。

 (神戸市の担当者)「十分な数があるはずなのですが、需要が大きいので品切れの店舗が出ている。通常使用する分量を目安に購入するようご協力をお願いします」

 自治体が指定するごみ袋を販売する企業は取材に対し、「供給量は変わっておらず、むしろ前倒して納入している」と回答。不安が先行し、一部で買い占め行為が行われている現状が可視化された形です。