岡山市は、医療機関における救急受入れ状況が悪化していることから、「救急車の適正利用」を市民に呼びかけています。

岡山市によりますと、1月2日から8日までの1週間で、救急搬送困難事案が過去最高の58件を記録、去年2月の32件を大幅に上回り、病院へすぐ向かえない状況が続いているということです。
中には、「のべ25回、病院と交渉し2時間30分搬送先が見つからなかったケース」もあり、新型コロナウイルス「第8波」の感染拡大による医療ひっ迫で、搬送先がなかなか見つからない事案も増えているということです。

このため、岡山市は「救急車をタクシー代わりに使用しない」「緊急性がないときは、相談窓口に相談する」「感染予防を徹底する」など、救急車の適正利用を市民に呼びかけています。期間は1月10日から当分の間としています。