老舗酒蔵が挑戦…熟成前の原酒を商品化
こうした中、大分の伝統ある老舗酒蔵も動き出しています。
臼杵市野津町で、1872年(明治5年)創業の「藤居酒造」がこれまでにない新たな挑戦を始めています。開発したのは、熟成前のウイスキー原酒を商品化した「野津ニューポット」です。

藤居酒造 藤居徹社長:
「地元農産物をいかして海外で戦っていこうと思い、これまで日本酒を手掛けました。今度はウイスキーで世界に挑戦しようと考えました」
藤居酒造が注目したのは、地元のコメを主原料にしたウイスキーです。2021年から県産業科学技術センターと共同研究をスタートさせ、2024年に製造免許を取得しました。発酵や蒸留には、日本酒や焼酎の製造施設を活用。長年培った技術がありましたが、苦労の連続だったといいます。
藤居酒造 藤居徹社長:
「蒸留の仕方も焼酎と全く違うので、時間も大変かかりましたし、正直こんなに大変とは思わなかった」
試行錯誤を重ね、現在は3000リットルの原酒の製造に成功。創業当時から受け継がれてきた蔵で、じっくり熟成させます。

藤居酒造 藤居徹社長:
「うちのお酒は、穏やかで調和のとれた味わいで、できればウイスキーでも優しい香りでありながら、味わいと調和のとれたウイスキーができるといいなと思っています」
伝統の技術が紡ぎ出す、大分の新たなウイスキー造り。故郷への想いと情熱を胸に理想の味わいを求める挑戦が続きます。














