新型コロナウイルスについて、福島県内では10日、郡山市で573人、いわき市で489人などあわせて3056人の感染が確認されました。

感染者の数は、2日ぶりに前の週の同じ曜日を上回り、4日ぶりに3000人を超えました。

入院は352人で重症は5人。病床使用率は46%となっています。

感染者数の高止まりが続く中、県内では1月6日、3年ぶりとなるインフルエンザの流行入りが発表されました。

11日に発表された県内83医療機関の感染者数は、1月2日からの1週間で221人で、前の週より2倍以上の増加。また、1医療機関当たりの平均報告数は2.66人でこちらも前の週と比べ2倍以上に増えました。

いわき市が68人と最も多く、次いで県南が53人となっています。



県は新型コロナとインフルエンザの同時流行に警戒し、早めのワクチン接種やこまめな手洗いなどの感染対策の徹底を呼びかけています。

新型コロナウイルスの感染者数が高止まりしている中、インフルエンザの感染も拡大しています。コロナとインフル、どちらも発熱やのどの痛みなど症状が似ていて、検査するまで区別がつきません。

そのため、県は発熱などの症状がみられた場合、まずは「新型コロナウイルスへの感染」を疑い、基礎疾患がある人や重症化リスクのある65歳以上の人は医療機関を受診するよう呼びかけています。

一方、重症化リスクの低い人は医療機関への負荷を減らすため、検査キットによるセルフチェックを行い、その結果が陰性であれば、次にインフルエンザを疑い、医療機関を受診するよう勧めています。



感染対策はコロナと同じです。早めのワクチン接種やこまめな手洗いを徹底するなどして予防に努めましょう。