IHIの子会社がJAXAに対して、実際には行っていない機械のメンテナンス業務を行ったと報告し、およそ5000万円から6000万円を不正に請求して利益を得ていたことが分かりました。

JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、IHIの子会社で宇宙機器や防衛機器の製造や販売を手掛けるIHIエアロスペースは、2016年以降で、JAXAから請け負っていた機材のメンテナンス業務などあわせて14の契約について、実際には業務を行っていないにもかかわらず、実施したと偽っておよそ5000万円から6000万円を過大に請求していたということです。

JAXA側が去年(2025年)、実施済みのはずのメンテナンスが行われていないことに気付いて発覚。IHIエアロスペースが契約書類を保存していた2016年度以降を調べたところ、14契約で作業されていないことが分かったということです。

JAXAは「長年にわたり組織的に不正をしてきたのではないか」として、不正請求分の返還を求めるとともに、IHIエアロスペースに対してきょう(2日)付で、5か月間の競争参加資格の停止処分にすることを発表しました。

IHIは、「根本原因の究明および再発防止策等の実行に、徹底して取り組んでまいります」としています。