「使い捨て先進国」日本と欧州マルシェの差
日本人は年間1人あたり約180本のペットボトルを捨てていると言われ、プラスチックごみの排出量は年間1人あたり32㎏で、世界上位の「使い捨て先進国」だ。
特に深刻なのが、年間200万トン弱にのぼる食品用容器の廃棄である。
日本のスーパーでは、野菜や肉、惣菜などがパック詰めされ、サイズも一律に規格化されている。
これはレジの効率化や消費者の「見た目のきれいさ」を求める声に応じたものだが、この規格化のために莫大な量のプラスチックが消費・廃棄されているのみならず、野菜の約3割が廃棄されるという「フードロス」も生み出している。
食品のトレイや弁当ケースなど、食料品の容器は使用期間が数日であり、日々膨大な量を捨てているというのは単純に考えてももったいない。
一方、ヨーロッパでは、野菜や果物は山積みのバラ売りが基本であり、消費者が自分で必要な分だけ袋に入れて購入する。パリなどでは週末には「マルシェ(市場)」が開かれ、近郊の農家が手作りの温かみとともに農産物を直接販売する豊かな文化が根付いている。
加藤氏は、大分県や九州などの地方発で、こうした地産地消やバラ売りの比率を増やしていくことを提案する。なお、数年前に導入されたレジ袋有料化だが、レジ袋はプラスチック容器全体のわずか2%に過ぎず、プラスチック廃棄を減らすうえで大した貢献はしていない。














