大人が楽しめる居場所
文部科学省の調べによると、24年度の不登校児童・生徒数は35万人を超えて過去最多となりました。こういった背景を踏まえ、今回は「トーキョーコーヒー浦安」を取材してきました。
この「トーキョーコーヒー」とは”登校拒否”のアナグラムで、『不登校は子どもの問題ではなく大人の課題』と考え、まず大人が意識を変えて楽しむことが大切であると、2022年8月に奈良県で活動をスタートさせました。そして、賛同した人たちが自分の街でも活動したいと手を挙げて、今では全国に420カ所以上の拠点があるのです。そのひとつが千葉県浦安市の「トーキョーコーヒー浦安」です。

「大人が意識を変えて楽しむ」場所なので、近所に住む大人が主体的に集まっています。取材日には大人14人と、子どもは小学生と中学生合わせて2人が集まってランチ作りをしていました。
大人たちの中には不登校のお子さんがいる親御さんもいましたが、特にそういった話をすることもなく、「前に作ったあれおいしかったよね」とか「調味料は目分量でいいのよ」「やっぱり餃子を包む時間が一番楽しいわ」など笑い声が絶えませんでした。
ここ「トーキョーコーヒー浦安」は、主宰者の君塚広さんと君塚直子さん夫婦の自宅を開放して活動を行っています。お2人に「自宅」のメリットを伺いました。
君塚直子さん
場所を借りないで済むので楽ですよね。何を持って、天気がどうで、移動しなくちゃいけない…ということがないじゃないですか。家で待っていてオープンにしていれば、どんどん来てくれるので。
君塚広さん
ここには「トーキョーコーヒー」の主宰者って役割を背負っている人がいるんじゃなくて「僕と直子さんがいる」っていうのが、自分たちで言うのもなんですけど安心感というか、馴染みがあるみたいな。それは家だからですよね。














