「パンツ一着で飲んでいたんです」

飲む酒も、コンビニで買える1.8リットルの紙パック焼酎に変わっていきました。「コップも汚れない」と、ラッパ飲みを「効率がいい」とさえ考えていたといいます。

しかしついに、近くのコンビニへ1人で焼酎を買いに行ったことを翌朝覚えていない--という事態が起きます。

山口達也さん
「気は失ってないんですよ。自分が買いに行っているんだから。でも意思が働いていないんです。でもその当時はやばいと思わなかったわけですよね。自分はそういう飲み方であると。そんなことよりも、やばいことがあるんです。そう。パンツ一着で飲んでたんです」

パンツ一丁で飲んでいたにもかかわらず、週刊誌に撮られなかったのは、無意識のうちに服を着て、帽子をかぶり、買いに行っていたからだろうと、山口さんは当時を振り返ります。

山口達也さん
「家の正面、裏側、いろんなとこに週刊誌の車がいつも止まっていました。つまりどういうことかっていうと、飲んでいるときはちゃんと意識があって、記憶が飛んでいるわけじゃないですよね。飲んだ直後はただ忘れていっているだけで、ちゃんと服を着て、上着着て、帽子かぶって、なんとなくマスクして、買いに行って、また服を脱いで寝るわけです」

ガンマGTPの数値が2000近くに達していた時期もありました。これは、正常値の数十倍であると山口さんはいいます。

それでも「体はどこも痛くも痒くもない」という感覚が、飲み方の異常さに気づくことを妨げていました。

山口達也さん
「今思えばこの頃すでに依存症だったと思います。でもそのときは全然分からなかった」

そして山口さんは自ら、“不祥事”と“飲酒運転事故”を招くことになります。
(3回目【「お前は地に落ちたんだ」 仕事も仲間も信頼も全てを失った“不祥事” そして「本当の転機」となった“飲酒運転事故”】に続く)