与野党幹部からも見直しの声ある中 3兆円強の補正予算案も

井上キャスター:
さらに、与党幹部からもガソリン補助について縮小や見直しを求める声も上がっています。

鈴木幹事長(25日)
「財政的に今の水準で行い続けるというのは、なかなか困難なところもあるのではないか。(継続する場合には)水準について見直しの必要が出てくるのではないか」

萩生田幹事長代行(18日)
「まったく見直しせずに、このまま延々と続けるというのもかなり無理がある

小林政調会長(21日)
「これからもずっと支援し続けていく、まったく見直さないというのは現実的ではない持続可能ではない

その一方で高市総理としては、原油や電気料金の価格が支持率に直結するという思いもあるわけですよね。

TBS報道局経済部 財務省担当 蓮井記者:
高市総理としては、実績として『2025年より家計負担を減らしたい』『物価高対策で後手に回っていると思われたくない』という思いがあるとみられ、この点は支持率に直結する部分でもあります。

さらに、来週(6月1日週)閣議決定される3兆円強の補正予算が組まれることになりました。

その内容は▼電気・ガス支援分の補填として5000億円、▼ガソリン補助費などの補填として2兆5000億円、合わせて3兆円強が新たな予備費として創設されます。

これにはデメリットもあります。

これ以上の財政出動を行えば、財政悪化の懸念から▼長期金利の上昇▼円安が進むことなどが考えられます。

補正予算案の3兆円は、赤字国債に頼ることとなります。

高市総理は、市場に出回るすべての赤字国債の総量を増やさないようにするという一定程度の抑制はしているわけですが、野放図な運営はできない状態にあります。

井上キャスター:
25日の会見でも、相当マーケットを意識した言葉がありました。
両睨みの政策は、これからも続いていきそうです。

================
<プロフィール>
蓮井啓介
TBS報道局経済部 財務省担当
財政・税制などの経済政策を取材

ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック顧問・アース製薬の社外取締役など