共犯事件における「役割」の重み

八木原亜麻被告(左)と川村葉音被告(右)視聴者提供【この記事の画像を見る】

Q.今回のように、複数の被告人がいる強盗致死事件では、それぞれの関与の程度が量刑にどう影響するのでしょうか。

前提として、今回の裁判の被告全員が犯行自体を認めているということなので、お金を奪うための暴行に何らか関与したこと自体は認めていると思います。

その上で、本件のように複数になった共犯事件の場合には、実際にどれだけの役割を果たしたのか、その共犯者グループの中でどれぐらいの地位にいて、どれだけの役割を果たしたのか、やはり量刑の判断においてはかなり重要になってきます。

確かに、強盗致死の根幹である財物奪取、金品を奪うに向けた暴行について関与の程度が低いんだとなれば、それは当然、量刑を軽くする方向で影響を与えうるというふうには思います。

川村葉音被告(左)と八木原亜麻被告(右)視聴者提供【この記事の画像を見る】

Q.3人が公訴事実を争わない場合でも、それぞれの「役割」や「背景」によって量刑に差が出るという理解でよろしいでしょうか。

おっしゃる通りですね。犯罪が成立すること自体は争わないとしても、成立する中で誰がどれだけ主体的だったのかというところでは、共犯者内で意見も割れるというケースも少なくないというふうに思います。