空白の7分間「命のリレー」
すぐさま山崎工業の佐藤尚之さん(42)が、身内の医療従事者から聞いていた知識を頼りに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始。そこへ、AED(自動体外式除細動器)が届けられた。
途中で男性の呼吸が一瞬戻ったように見え、周囲には「パッドを貼るのをやめようか」と迷う声も上がった。しかし、意識は戻っておらず、坂元さんは「やはり貼ろう」と決断し、AEDを装着した。
坂元さん:
「AEDを作動させたほうがいいと、なんとなく覚えていた。あとは機械にお任せしたという感じです」
AEDによる自動解析の結果、『電気ショックが必要です。離れてボタンを押してください』との音声ガイダンスが流れた。坂元さんがボタンを押すと、男性の体はビクンと大きく動いた。電気ショックの直後も呼吸は戻らなかったため、絶え間ない胸骨圧迫を継続した。
通報から消防隊が到着するまでの「空白の7分間」。3人の連携による命のリレーは、駆けつけた消防隊、そして救急隊へと引き継がれた。














