上野動物園で「夜のどうぶつえん」が始まるなど、いま各地の施設が賑わいを見せています。その背景にあるのが、SNSを使った様々な“仕掛け”です。

■SNSで来場者数UP!大バズリした“カバのASMR”動画

山形純菜キャスター:

長崎県西海市の「長崎バイオパーク」では、全国の動物園に先駆けて2018年からTikTokを導入しました。フォロワー数は182万人で、“バズる動物園”とも言われています。

中でも「カバのスイカまるごとタイム(Hippo’s watermelon ASMR)」という動画は、1億7000万回も再生されています。

長崎バイオパークSNS担当の春岡俊彦さんによると、「動画を見て来たという人が増え、来場者数も増えた。飼育員と客との距離も縮まった」といいます。

また、「飼育員がどの動物を担当しているのかがわかるので話しかけられやすくなった」とも話していました。

■「ヤンキー夫婦」“個性が強い”ペンギンたちの相関図

山形キャスター:
「飼育の魅力」を全面に押し出した例を見ていきます。

東京・墨田区の「すみだ水族館」では、2019年から始めたペンギンの相関図が話題になっています。

2026年の相関図では、全58羽の家族関係や恋人関係、力関係や飼育員との関係などを相関図にしています。

一部を抜粋してみました。

▼ポテチ(オス):妻以外はペンギンも気に入らない
▼リンゴ(メス):遺伝子レベルで強いオスが好き
▼つむぎ(メス):たまに内股
▼わっしょい(オス):つむぎと交際1年で友達に戻る

この相関図は水族館やホームページで見ることができて、英語バージョンもあるそうです。

担当者によると相関図を始めた理由は「ペンギンの性格を知ってもらうため」。相関図を見て、気になって来る人も増えたということです。

■パンチ君効果で来園者数最高記録に 懐かしのあのスター動物は今?

山形キャスター:
“スター”が登場して一躍人気となったといえば、千葉県の「市川市動植物園」のサル「パンチくん」です。

パンチくん効果もあり、昨年度の来園者数が前年度比で10万人以上増加しました。これは1987年の開園以来、過去最高記録だといいます。

過去にも“スター動物”はいました。

愛知県名古屋市の「東山動植物園」で、2018年に“イケメンすぎるゴリラ”として話題となったのは、ニシローランドゴリラの「シャバーニ」です。

写真集が出されると、当時の写真集ランキング1位を獲得したり、映画のポスターなどに起用されるなど、大人気となりました。

現在は2頭の子どものパパとなり、子どものうち1頭の「キヨマサ」は、東山動植物園の園長のコラムによると、台湾で“ゴリラ界のキムタク”と話題になるほど、子どもも父に似てイケメンだということです。

千葉県の「千葉市動物公園」では、2005年にレッサーパンダの「風太くん」が二本足で立つ様子が一躍話題となりました。

現在は二本足で立つことはないのですが、風太くんは7月で23歳になり、人間に換算すると80歳以上となります。子孫は80頭いて、現在も食欲旺盛だといいます。