アメリカで最も歴史があるとされるハーバード大学のオーケストラが24日、初めて広島で演奏し、地元の生徒や児童たちとも共演しました。

演奏したのは1808年に創設された「ハーバード・ラドクリフ管弦楽団」です。

団員である学生たちが日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞に強く心を動かされ、被団協の結成から70年に当たる今年、41年ぶりに来日。東京と横浜に加え、被爆地の広島と長崎でも演奏しました。

広島にゆかりのある日本人学生もいます。

ハーバード大学2年(バイオリン担当)鶴田真奈さん
「曾祖父が被爆した所で、こうやって演奏できることは本当に滅多にないことだと思っていて。平和を伝えることをミッションに、私が携わることができたのは、本当に光栄に思っております」

修道中学・高校のスクールバンド班、NHK広島児童合唱団も共演。指揮者のフェデリコ・コルテーゼさんは、長崎の被爆クスノキの枝で作ったタクトを振りました。

コルテーゼさんは、紛争が絶えない現在の国際情勢に危機感を示した上で、次のように述べました。

指揮者 フェデリコ・コルテーゼさん
「残念ながら、音楽に何かができるとは思いません。しかし、」これが私たちの仕事であり、これからも続けていきます」