佐世保からプロを目指す 14歳バレエダンサーの飽くなき挑戦

父・高木裕次さん:「できるだけ甘やかさないっていうか。難しいですけど。紡いでいくっていうか、やっぱり若い世代にちゃんと古典(バレエ)はこういうものだよっていうバトンを繋げていかないと。」

母・伊東真央さん:「レッスン始めます!」
生徒:「よろしくお願いします!」

両親が開いた「スタジオ」で、物心がつく前からバレエと接してきた康成さん。美しい体のラインを生み出すための基礎練習も怠りません。

プロの世界の「光」と「影」を知る2人だからこそ、伝えられることがあります。

父・高木裕次さん:「そのときのディレクターに『いらない』って言われたら1年で首切られちゃう。正直僕も最初の何年かはバイトしてなんとか食っていけるかなって。厳しいというか、きつかったですよね。」

母・伊東真央さん:「一番最初の舞台で私一人出られなかったとか、悔しい経験もしたことあるので、私はこのままここにいていいのかなって思った時もあったんですけど、なんとかあきらめずに。」

高木康成さん:「これはできるようにならないとプロにはなれないみたいなことは言われることがあります。(Q.言われたときはどう?)本当かなーって、思ってしまうときはあります。」

母・伊東真央さん:「本当ですよ。」
父・高木裕次さん:「嘘は言わん。」
母・伊東真央さん:「経験してきたことを伝えてる。」
父・高木裕次さん:「それでもまだ足りてへんぐらい。10分の1くらいしか厳しさは伝えてへんから。」

父・高木裕次さん:「よし、さぁやろうか」
高木康成さん:「いいよ、お願いします」
父・高木裕次さん:「言った?」

この日は、佐世保市の市民芸術祭です。本番前のメイクは父・裕次さんが担当します。

康成さんにも、「スイッチ」が入りました。

父・高木裕次さん:「ぐっいいよ」
高木康成さん:「あざっす。」

円陣:「がんばるぞーおー!」

芸術祭のトリを務めた「バレエスタジオブリエ」。高校生から幼稚園児までの生徒ひとりひとりが、輝きを放ちます。

康成さんも、地元のステージで堂々の演技を披露しました。

来年度から高校生になる康成さん。佐世保に残って、踊りに磨きをかける予定です。

高木康成さん「(Q.これからの目標を教えてください)両親がいた新国立劇場バレエ団に所属できたら一番いいなと思っています。とてもよかったねって言ってもらえるような舞台を作れるダンサーになりたいと思います。」

バレエダンサーとしてさらなる高みへー。佐世保のバレエスタジオから両親と同じプロの舞台を目指して14歳の挑戦は続きます。

「バレエスタジオブリエ」は、8月にアルカスSASEBOで発表会を開催予定で、康成さんもステージに立つそうです。