人生は一度きり

そして人生について、こう語ります。

「人生は一度きりです。これから先、つらいことや苦しいことに出合うと思います。私自身も今なお、悲しみを抱えながら生きています。それでもその中で、どう生きるかは、自分で選ぶことができます」

「生きることは"考えること"です。私は何度も問いかけています。『なぜ娘は命を奪われ(なければならなかっ)たのか』。答えは、今も出ていません。苦しくて、逃げ出したくなりました。けれど、考え抜いたからこそ、立ち上がる力が生まれたのです」

「もし心が折れそうになった時、どうか思い出してください。大切な人を失いながらも、それでも生きようとしている人がいることを。そしてあなた自身の中にある、夢を」

高校生に向けて語る福島敏廣さん

夢を持つこと。その意味について、やさしく説きます。

「みなさんは、夢を持つことが『怖い』と感じているかもしれません。『自分には無理だ』と思っている方もいるかもしれません。それでも私は伝えたい。だからこそ夢を持ってほしいのです。過去は変えられないけれど、未来は選ぶことができます。たとえ遠回りをしても、誰かの役に立つ生き方を選ぶことができます」

「娘にはキャビンアテンダントになるという夢がありました。その夢は途切れてしまいました。だから私は、その夢をつなぎたいと思っています」