【犯罪被害者の福島敏廣さんは5月18日、熊本県山鹿市の城北高校で生徒ら約660人に向けて、自身の思いを語りました】
21年前、福岡市の公園で、見ず知らずの男に娘の命を奪われた父親の福島敏廣さん(69)。2025年4月から、娘の母校である北九州市立大学の社会人教育プログラムで、心理学を学んでいます。
「犯罪者や被害者の心理と行動を少しでも理解して、今後の取り組みに生かせればと思ったからです。わが子に一歩、寄り添うことができたと感じます」
福島さんは、娘の啓子さんについて、かつては「私たち夫婦を楽しく、幸せにするために生まれてきた」と思っていました。けれど、今は少し違う考えを持つようになったそうです。
「娘は自分の夢を持ち、未来へ何かをつなぐために生まれてきたのではないか。そして私たちの役割は、その思いを受け継いで生きることではないか」
この記事は4回連載の4回目です。
▼1回目「娘は見ず知らずの男に命を…」「時間は何も解決しない」
▼2回目「啓子はどんな人でしたか?」娘の生きた証を集め続ける
▼3回目 事件現場を「夢を語る公園」に〝悲しみの象徴〟で終わらせない














